コラム

訪問看護ステーションうららか

【コラム】医療的ケア児を守る「災害対策研修会」に参加して

— 命をつなぐ「電源」と「計画」の備え —

先日、訪問看護ステーションうららかの看護師・理学療法士・事務が「医療的ケア児等 災害対策研修会」に参加しました。今回の研修で得た、災害時に命を守り抜くための重要なポイントを皆さまにお届けします。

1. 「公助」から「自助・共助」へ。今、求められる意識改革

災害が発生した直後、行政による支援(公助)には限界があります。大切なのは、まず自分たちで備える「自助」と、地域で助け合う「共助」を強化することです。特に医療的ケアが必要なご家庭では、避難所が必ずしもケアに慣れた環境ではないという現実を知り、事前の準備を具体化しておく必要があります。

2. 命のライフライン「電源確保」の戦略

人工呼吸器や吸引器などを使用するお子様にとって、停電は命に関わる重大な事態です。

• 必要電力を知る: 呼吸器や酸素濃縮器など、1日の稼働には約665W以上の電力が必要になるケースがあります。

• 多層的な備え: 機器専用の予備バッテリーだけでなく、ポータブル電源や、電気自動車(EV/HV)からの給電など、複数の電源確保手段を持っておくことが「自助」の要です。

3. 「個別避難計画」は命の設計図

自治体が作成を進めている「個別避難計画」をご存知でしょうか?

これは、災害時に「誰が・どこへ・どうやって」避難するかを事前に決めておくものです。

• 避難先の検討: 自宅での安全確保が難しい場合、福祉避難所や、新たに指定が進んでいる特別支援学校など、どこへ動くべきかをあらかじめシミュレーションしておくことが大切です。

• 看護師との連携: 私たち訪問看護師も、医療的ケアの内容や必要な物資(3〜7日分のお薬やカテーテルなど)を計画に正しく反映できるよう、全力でサポートいたします。

4. 日常の延長にある防災

研修では「旅行に行くことが最高の防災訓練になる」というお話もありました。外出時の荷造りやトラブル対応の経験は、そのまま災害時の対応力につながります。

私たち訪問看護師にできること

「何から備えたらいいかわからない」と不安に感じることもあるかと思います。お手持ちの機器の電源チェックや、非常用バッグの中身の確認をもう一度してみませんか?

皆さまと一緒に、大切な命を守るための「一歩」を歩んでいきたいと考えています。

訪問看護ステーションうららか

当社は大阪府の和泉市や堺市を中心に訪問看護をさせていただいております。
特に小児の訪問看護に力を入れており看護を必要としていたり、看護を考えている方は遠慮なくご相談ください。


当社所在地:大阪府和泉市唐国町2-12-46-102
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